2013-03-26

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生~4時18分に登塾

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生のMちゃんは3月上旬から実質的に春休みです。学校がお休みなので早めに塾に来ることの多いMちゃんですが、昨日は特に早く4時18分の登塾でした。Mちゃんの早い登塾によって生まれた時間の余裕を生かすべく、今後の英語学習について話し合いました。Mちゃんの学年末試験の英語の点数が期待していたほどではなかったからです。Mちゃんの英語の点数は平均点の1.5倍を超える高得点でした。しかし塾長はMちゃんの英語の出来・不出来の基準を平均点には置いていません。平均点よりどれだけ得点できたかではなく、満点からどれだけ失点したかで考えています。それだけ期待をかけているのです。ただしこの期待がMちゃんにとって過大な負荷とならないようにと、そこだけは常に気を配っています。
Mちゃんは今年の1月までに多数の問題集を学習してきました。『みるみるわかる ステップ式 英語』-中1・中2・中3の3冊にて中学履修範囲の英文法を、『トレーニングノートα(アルファ)』にて高校英文法を学習しました。また『英検5級予想問題ドリル 改訂新版』『英検4級予想問題ドリル 改訂新版』『英検3級予想問題ドリル 改訂新版』『英検3級 二次試験・面接 完全予想問題』の4冊(いずれも旺文社)にて英検対策の勉強をも並行して行ってきたのです。そして現在9冊目の『英検準2級総合対策教本-旺文社』を学習中です。
Mちゃんが本格的に英語学習に取り組み始めたのは、私立中学受験を終えた時期、すなわち小学6年生の2月からです。ということはわずか2年の短期間に8冊の問題集を仕上げた計算です。これは相当なハイペースです。
こうしてMちゃんは高い英語力を身に着けてきました。しかしその一方で基礎的事項(たとえば助動詞や分詞など)に忘れてしまっているところも散見します。Mちゃんは「かなり急いでやってきたから。」と言いました。Mちゃんは自己分析のできる子なのです。
そこで中学英語の復習をすべく、塾長がMちゃんに提案したのが『NEXUS英語』です。同書は『公立上位校突破のためのテキスト』と銘打っている通りハイレベルな1冊で、公立高校入試の枠を超えて私立高校入試対策問題も充実しています。
しかしMちゃんは、現在の学習に加え問題集が新たに1冊加わることに難色を示しました。Mちゃんは『今勉強してる本(『英検準2級総合対策教本-旺文社』)も難しいし・・・・」と言うのです。塾長もそのとおりだと思い考え直しました。Mちゃんの学校の英語の問題集2冊をいつも塾に持ってきてもらうことにしたのです。この2冊で中学英語の復習をします。またこれと並行して英検準2級の対策教本を学習することで高校英語の予習は十分にできます。

Mちゃんは今『英検準2級総合対策教本-旺文社』にて原型不定詞を学習中です。昨日の授業では、「使役動詞+目的語+原型不定詞=させる」を学習しました。

1.  have+人+原型不定詞
2.  have+物+過去分詞
「させる」「される」「してもらう」

本には掲載されていなかったのですが、上記のhaveの用法を教えました。英検準2級の対策教本に掲載されていないということは、早ければ2級の、遅くとも準1級の出題範囲なのでしょう。いずれ学習しなければいけない関連事項を、次回の出題範囲にないからといって後回しにするのは非効率的です。塾長の判断で「これは今いっしょに学習したほうが良い。」と思われることは、たとえ本に載っていなくても教えるようにしているのです。
掲載事項外を学習するのはMちゃんにとっての負担増でもあります。1授業で教える付加項目は1項目にとどめ、Mちゃんの過大な負担とならないよう気を配ります。学習を無理なく継続するためには楽しく学ぶことが肝要なのです。
Mちゃんは自己分析も自助努力もできる子です。その上自分の意見を伝える表現力をも持ち合わせています。そんなMちゃんの話をよく聞きながら、学力向上のための最善の道を探っていきたいと考えています。

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